「4月より、消費税が上がりますが、「内税表示」か「外税表示」かという問題。」
本日は、来年4月の消費税増税後の「プライス表示」について話したいと思います。
政府は、2017年3月までの「時限立法」として外税表示を許可すると発表いたしました。
そこで、我々小売業者は「内税表示」か「外税表示」かで右往左往しております。
「内税表示の企業」
ニトリ アクタス ユニクロ しまむら 無印良品 ネット業者
「外税表示の企業」
スーパー業界 コンビニ業界 百円ショップ
「内税+外税表示の企業」
イオン セブンアイホールディングス??略
まだまだたくさんの企業が、どちらにするか迷っているみたいです。
さて、お客様にとっては「内税表示」が喜ばれるのか、「外税表示」が喜ばれるのか?
何人かのお客様に聞いてみました。
結果は当然「内税表示」で、なおかつ値上げはなしということでした。
販売側からすると、「外税表示」が望ましいのですが、お客様からの支持は得られそうもありません。
いずれはお客様に「外税表示」が理解され、全業種で出来るようになるかも知れませんが、当分は無理のようです。
スーパー業界は消費税が2段階(2014年4月8%、2015年10月10%)で上がる事を踏まえて、ポスレジなどのシステム変更が出来ない為、「外税表示」を発表しております。
しかし、我々専門店は、「外税表示」を望みながら、「内税表示」を選択するでしょう。
消費者(お客様)の気持ちを理解しなければ、小売業など生き残れるわけがありません。
「内税表示」の店か「外税表示」の店か、どちらで買うかの選択権は、消費者(お客様)が握っているのです。
消費税が上がるのは仕方ないが、安く買いたいと思う消費者(お客様)の気持ちは「永遠に不滅」です。
特に耐久消費財と言われる、家具インテリア商品は駆け込み需要もかなりあると見られており、来年4月以降の需要は激減するのは間違いないでしょう。
売れない時期にお客様の嫌がる「外税表示」で勝負しても勝ち目はありません。
もし4月から「外税表示」に変えて、頑張っていても4月以降、売上げが激減すればほとんどの専門店は
「内税表示」に戻すと考えられます。
買い手市場の世の中になってから、もう何十年も経つのです。
業者(売り手)の考えの真逆が、消費者(買い手)の考えです。
我々業者(売り手)はいかに、消費者(買い手)の考えを理解し、そして消費者(買い手)に支持してもらうかが生き残りの勝負です。
いろいろな企業努力をして、「内税表示」が出来るようにしなければなりません。
しかし、ピンチはチャンス、変化(消費税増税)はチャンスと言います。
この変化(消費税増税)をいかに、チャンスに変えるか?
ここが我々小売業者の腕の見せ所ではないですか!
大きなチャンスに変える事が出来るように頑張りましょう。
* 「ビックウッド社長のアウトレットなブログ」より、引用させていただきました。